日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

家族葬だけど…。

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もともと父が某葬儀屋の互助会に入会していた。

というか、だいたいうちの実家のあたりは

そこの葬儀屋がデフォルトなのだ。

 

四年前に父が亡くなった時、

葬儀で一旦互助会システムが終了すると知った。

そして、父の七七日(四十九日)の法要のために、

また新たに互助会に入るシステムになってる。

その時、私の名義で(母の万が一用にと)入り、

父の葬儀の時と同じ祭壇クラスのものを申し込んでいたので、

母の祭壇はとても立派なものが用意された。

でも、コロナが急激に拡大しているため、

一般葬は避け、家族葬にすることにした。

(本当はご近所にも声をかけたかったが、

今は送迎のマイクロバスも出せないらしいし、

感染拡大も気になるし、仕方ない。

まさか四年前には、家族葬になるなんて

想像もしてなかったから、仕方ないのだけど

家族葬になるからと言って、祭壇を

グレードダウンすることはできないらしい。) 

 

声をかけたのは親族のみ。

とは言え、母の兄たちはもう亡くなり、

母の妹2人は要介護なので欠席。

結果、父方本家の私の従兄弟と、

母方の私の従姉妹たちが

顔を出してくれた形になった。

弟家族も合わせて、皆で10名だ。

 

家族葬だけど、葬儀屋にあれやこれやと  

言われるままに用意していったら、

金額が恐ろしいことになっていた。

これ、絶対、祭壇のグレードに合わせて

話がすすんでいると思う。

オプションの花飾りなどのグレードは

1番下でも良かったんだけどな…とか

後になって思うけれど、

その時にはなかなかそうは言えない雰囲気なんだなぁ…。

まぁ、お花にいっぱい囲まれて

母は逝ったので、それはそれでよかったとする。

棺に入れるというお別れ畳も

父の時にはなかったのけど、

今は入れるとかで追加料金がかかった。

(要らないと言えない小心者)

霊柩車のリムジンも立派なもので

先日の元総理が乗ったものと

同じ車種だったそうだ。

(その分別料金のお金かかってると後で知る。)

あれよあれよという間に、

お値段は吊り上がって行く。

 

もちろん、事務手続きの代行や

火葬場からの戻りの手配などのサービスはよかったし、

すぐに初七日の手配もしていただいて、

痒いところに手が届くサービスは

私的には非常に助かった。

 

この頃、スマホでスマートニュースのアプリをひらくたびに、

なぜか毎日「〇〇なお葬式」の広告が目につくので、

ちょっと心がざわざわする。

お値段、89,000円からがどうしても目に入るのだ。

でもそのお値段での広告、結局、どうなん?と思ってしまう。

確かに極力何もかも削ぎ落とし、それで済ませたい方も

中にはいらっしゃるかもしれないけれど。

でも葬儀の無駄を省くという言葉には抵抗がある。

無駄と感じるかどうかは遺族によるのではないか?

 

さて、母の七七日(四十九日)の法要のためには

私はまた新たに互助会入らないといけない。

今度は私の分の用意だ。

こうしてここから抜けられない仕組みに

なってるんやなぁ…なんて思う。

完全に囲い込みされてる、^-^;

上手いことお商売してはるわ。

 

ま、私のお葬式、ここですると決まっていて

祭壇の規模も決まっていれば、

残されたものは少しはラクなはずだ。

(と思うことにする)