日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

母の病室から

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母が入っていた病室の窓からの景色。

今まで夜にしか来たことなかったから

知らなかったけれど、

カーテンを開けて外を眺めたら、

こんなに山が近くて

緑が多いところだったらしい。

右手に見える山の向こう側は地図で見ると、

ちょうど実家のあたりの山に出る。

まっすぐまっすぐ歩いたら、

最短距離で実家に着けそうだ。

 

とても綺麗な介護医療院で、

あの老人介護施設独特のすえた匂いが一切しない。

母が入っていた個室も

家族用に応接セットも設置されていて

コロナ禍で面会禁止でなかったら、

ゆったりと面会できていたに違いない。

それでいて、費用は母の年金内で

賄えるお値段だったのだ。

(前に入っていた老健の個室は

ここの倍以上のお値段支払っていた。

もちろん、母の年金だけでは賄えないので、

貯金を取り崩す形だった)

うーん、ここの介護医療院のお値段システムが

未だによくわかってない私、(^^;

 

それに手厚く看護もしていただいたし、

最後ここで看取ってもらえて

本当によかったと思う。

 

そして、私の身体の状態が 

抗がん剤の影響が抜けてる時で助かった。

先週や先々週の状態だったら

もしかしたら、私は

母を見送れなかったかも知れない。

 

母はそのあたりの事情を

まるでわかってるかのようなタイミングで

亡くなったのだった。