日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

妙満寺にて

前回記事の続きです。

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午前中、曼殊院門跡の新緑を堪能したあと、

一旦、家に帰りお昼をいただく。

せっかくのいいお天気、

午後からもどこかに出かけたい。

大原や古知谷の新緑にも心惹かれるけれど、

ちょっと歩く自信がなくて、あきらめた。

そこで、岩倉の妙満寺ツツジを見に行くことにする。

 

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まだツツジは五分咲きぐらいだったけれど、

 

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一部は満開近いのもあって、十分に楽しめた。

 

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「雪の庭」の特別公開もあった。

もともとは、俳諧の祖と言われる松永貞徳が

妙満寺成就院に造営した枯山水の庭園。

そこで松永貞徳は俳諧興行として「雪の会」を催したのだそう。

松尾芭蕉与謝蕪村もここから排出したそうで、

妙満寺俳諧の発祥の地らしい。

 

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そして驚いたことに安珍清姫の鐘がここ妙満寺にある。

数奇な運命を辿って、ここにたどり着いたのだそうだ。

宝物殿の中に実際の鐘が安置されているのだけれど、

やっぱりちょっと不思議な感じがして、

じっと見ていると、

引き込まれそうでこわかった。

 

そういえば、能の漫画、

成田美名子氏の「花よりも花の如く」では、

最後はその「道成寺」で締めくくると

以前、NHKの番組で先生がおっしゃっていた。

単行本は1年に1回ペースで出るか出ないか、

掲載紙のMelodyは2ヶ月に1回なので、

話がなかなか進まない。

今はいよいよ「道成寺」のお舞台に向かって

クライマックスに入っているのだれど。

私もこのところ話の内容を忘れていたので、

この記事を書くにあたり、

15巻あたりから読み始めて、

先月のMelody(2022年6月号)まで

読み返してみた。

ううむ、最後、

むっちゃ気になる言葉で終わっているのだけれど〜。

 

これだけ長い連載(20年以上)を続けていて、

作家の方って、

最初から物語の着地点って決まっているのだろうか。

それとも当初の予定とは違うところに

いってたりしないのだろうか?

20年経てば、当初の予定とは違う方向に

話が進むように思うのは、

私の気が変わりやすいからか?

 

そして、これをずっと読み続けている

読者も気が長くないといけない。

実はゴミ屋敷の話の時点で、

一度は離脱しそうになった。

でも結局は電子版Melody買ってまでして

読み続けている。

そう思うと、私も気が長いのか?

↑いや、単行本出るのが待てないんだから、

気が短いのか…(´∀`=)

道成寺」の本番まで、

まだまだ話は続きそうな気がする。

 

 

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いろんな写真はこちらに載せています。

kazenonakanotabi.hatenablog.jp

(つづく)