日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

白血球をあげる注射のこと

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抗がん剤は活発な癌細胞の増殖を止めるためのものなのだけど、

癌細胞だけでなく、正常な細胞の活発な働きも止めてしまうのだそうだ。

(どうやら活発な細胞に向けて攻撃する薬剤らしい)

そのうちのひとつに骨髄中の造血細胞がある。

好中球という白血球の仲間らしいのだけど、

この細胞が減少すると、

病原菌からの攻撃に身体が対応出来ず、

肺炎に罹りやすくなったりするということだ。

 

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そのため、抗がん剤投与後24時間から72時間の間に

この好中球(白血球)を増やすための注射を打つ。

ジーラスタという皮下注射だ。

抗がん剤が細胞をたたく一方で、

このジーラスタが一生懸命細胞を増やそうと働きかけるので

身体の中で細胞たちの攻防戦が行われているようだ。

なんだかどこぞのアニメを思い出してしまった。

 

 

実はまだ漫画読んでないけど。

(アニメもほとんど見てないけど^-^; 

ムスメが見てたのをラジオ状態で聞いていたので、内容はちょっと知ってる。)

白血球、白いツナギを着て働いてるのね。

私のなかの好中球(白血球)たち、頑張って働いてね。

 

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今、病院の支払いは後払い(カード払い)の手続きをしてるので、

支払い窓口の長蛇の列に並ばすにすんでる。

そして、治療を受けて数日後に

お支払い完了のメールがやってくるのだ。

数年前にジーラスタは保険適用になったらしいけど、

値段を見た途端、「高っ」と思わず声がでた。

えっと、抗がん剤よりジーラスタのほうがお高いのね。

 

私が加入しているガン保険って、

実は新入社員当時に入ったとても古いタイプなのだ。

入院したら出るというもので、

癌と診断されたら出るというタイプのものではない。

ましてや先進医療特約なんていうのもつけてない。

(そして父や義父がそうだったように、

癌になったらまず入院だと

自分の治療が始まるまで思ってたので、

必要性を感じなかったのだ、-_-;)

だから今回、入院して摘出手術をするまで、

ガン保険は、まったく全く関係ない。

毎年、保険をバージョンアップするように

色々と案内が来ていたけれど、

せっかく月々980円なのに、

バージョンアップすれば3000円とか4000円とか

支払いがふくれあがるから、無視していたのだった。

果たして何十年と3000円を毎月払い続けるのがよかったのか、

それともその分を貯蓄すればよかったのか。

とりあえず、私のお給料ではまったくの赤字なので、

病院の支払い費用として、

よく某保険会社がガンと診断されたら⚪︎⚪︎円と宣伝してる額を

私のへそくり貯金からおろして

引き落とし口座に入れておいた。-_-;