日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

「がんに効く○○」のワナの話

先日、何気なくニュース記事を見ていたら

下記の記事を見つけた。

www.nhk.or.jp

がん患者を相手にこうした商売は許せない。

本人は藁をも縋る思いだっただろうに。

 

私自身、手術のあと、

時々左胸がズギズキ痛かったり、

左腕(リンパを取った方)のほうは

ずっと違和感とヒリヒリとした痛みがあるので

健康体だった頃の体とは程遠い。

今も抗がん剤の副作用で手足の先はしびれているし、

力が入らないので、

バスに乗ったときに座れないと、

こけないかとドキドキする。

そんな時はなんで手術しちゃったんだろうと

思うことだってある。

でも、抗がん剤と手術をしなければ

今頃死んでいたかもしれないと思うと、

寿命とひきかえに

身体がちょっと不自由になったのだと思うことにしている。

 

とりあえずエビデンスのない治療はしないと決めている。

(ただし今治療しているところで治験と言われたら、

協力はするかも)

 

でも、お医者様との信頼関係を築けなければ、

代替療法にいってしまうことはあるのかもしれない。

はてなのブログでも

手術しないと決めた方の記事を読んだことがある。

記事が止まっているから、

その後どうなさっているのかわからない。

 

自由診療や健康食品の勧誘は、

新興宗教の勧誘と似ていると思う。

でも、その方たちがあなたの命を保証してくれることは

決してない。

(お医者様であっても

絶対ということはないのだから)

患者も家族もこうしたワナに気をつけなければと思う。

私も含めて。