日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

雷鳴

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お昼すぎ、うとうとと寝ていたら

どこからかどぉーん、どぉーんと音がする。

何の音だろうと思っていたら、

雷の音だった。

激しく雨も降り出した。

みるみるうちに視界が真っ白になっていく。

山はあっという間に

雨のカーテンで見えなくなっていった。

風も強い。

そのうち、風はおさまり、

雨音も少しマシになったけれど、

雷は相変わらず、

絶え間なく低く鳴りひびいていた。

この雷の音は、

今までの夏の雷雨で聞く雷とは違う音だ。

そう、夏の夕立に聞く

バキバキバキドッシーン!

という心臓に悪い音でなく、

低音でお腹にずずーんと響く感じ。

低く垂れ込める雲の影響なのだろうか?

 

この雷鳴、どこかで聞いたことがあると思った。

その昔、小学校の頃、

石川の冬の雪が降るような日に聞いた

雷の音に似ている気がした。

冬に雷が鳴るのがとても衝撃的だった。

あの時は日本海の海の音に似ていると

思った気がするのだけれど、

それは後で観た吉永小百合のドラマ

「夢千夜日記」の記憶だったかもしれない。

(その時の日本海の記憶と混じってるかも?)

 

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夕方、雨は上がって

空は少しあかく染まっていた。