日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

台風の日の朝

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朝5時半ごろ、目が覚めたら、

カーテンがオレンジ色に染まっていた。

ベランダに出ると、青空にオレンジ色の雲が広がっている。


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台風は九州をかすめて、日本海のほうへ抜けたようだ。

この雲の鮮やかさは台風がもたらしたもの。

 

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しばらくすると、

まるで大きく翼を広げたような鳥が、舞い降りたような雲が現れた。

目の前に火の鳥があらわれたようだった。

あまりの美しさに感動する。

 

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今朝は少し食欲が出てきたので、

フルーツ プラス 豆乳フレンチトースト、それにサラダ。

ただ欲張りすぎたのか、

お腹に血液が集中したため、

少し低血圧になってしまった。

サラダはまだ早かったかもしれない。

そして、久しぶりに口内炎ができる。

 

午前中は青空が広がり、蒸し暑かったけれど、

午後、いつのまにかお天気が崩れて、

雨が降り出した。

朝食は果物

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抗がん剤の影響で何を食べても美味しくない。

朝、パンが食べられなくなった。

食べられるのは果物のみ。

先日、千葉の親戚から送られてきた幸水梨は

もう無くなったけれど、やっぱり梨が食べたい。

そんな訳で、オットにスーパーで買ってきてもらう。

オットが洋梨も買ってきたけれど、

それはまだ堅かった。

幸水梨のみずみずしいさまが今はありがたい。

あとはいちじくとバナナとピオーネ。

バナナはもさもさするけど、エネルギー源に。

いちじくは福岡のとよみつ姫と京都城陽産のもの。

とよみつ姫好きだけど、そろそろ終わりかも。

昨日の夜は身体全体に

抗がん剤で攻撃されてる気がして、

身体がしんどくてあまり寝られなかった。

手足がぱんぱんに腫れている。

それだけ癌に効いてると思って

この時が通り過ぎるのを待つしかない。


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ムスメが今朝になって、ココアの通知で

8月21日から22日で、陽性者との濃厚接触通知が来たと言った。

8月21日って、もう2週間も前やん。

今更濃厚接触と言われても?という遅さ。

まぁ、今のところ、感染の兆しは無い。

 

とりあえず、今、世の中は

外に出れば

いつ隣に陽性者が居てもおかしくない状態。

喫茶やランチでお隣に座ってた人、

電車で隣に座った人、

どこででも濃厚接触はありうる。


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先日、京都駅前の病院に行った時は

ちょうどお昼だったので、

イノダでランチを食べた。

(この日はまだ食欲あった)

お隣に座っていたのはサラリーマンの2人組。

1人はずっとパソコン触っておられて、

あまり会話してなかったけれど、

話す時はマスクをしてなかった。

対する向かいのサラリーマンはしてたけど。

だから、こちらが自衛するしかない。

こちらは食べたり飲んだりの合間に

すぐマスクをする。

少し離れた席で大声で話をしてる人がいると、

ドキドキする。

感染にビクビクしながら、

外でランチするのは本当に落ち着かない。

やっぱり、お弁当買って

家に帰るまでお昼我慢すればよかったと

後悔する。

いつになったら、

外で安心してランチできるようになるのかな。


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とりあえず今は、

食欲もないし、熱もあるので

家に篭っている。

白血球も減ってるし。

懐かしいポストと足底腱膜炎。

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京都駅横の郵便局の入り口のポスト。

なんだか懐かしいポストだった。

 

火曜日、駅前の病院まで出かけた。

数ヶ月に一度、

足底腱膜炎の様子を見てもらいに行く。

最近は足底腱膜炎より手足症候群が深刻なので

ついついリハビリもサボりがち。

抗がん剤が効き始めるころになると、

それに伴って疼くので、

やっぱりここにも抗がん剤の影響が出ているようだ。

 

そろそろ靴に入れているインソールが

へたってくる頃なので、

次回、12月の受診で

新しいのを注文することにする。

(前回作ってから1年半以上経つと、

保険適用でインソールは作ることが出来る。

実費だと3万以上かかる。

一度、実費で作ったけれど。)

今、手足症候群で足の裏が痛いので、

実はこのオーダーのインソールは

そういう意味でも助かっている。

 

ただこのインソールを入れられる靴は

結構限られていて、

今はウォーキングシューズに入れて

履いている。

 

パンプスは残念だけれど、

もう履けなくなってしまった。

映画マンマミーアに出てくるおばあちゃんが

颯爽とピンヒールのパンプスを履いて

登場するシーンに憧れたけれど、

私には無理だなぁ。

ま、もともと若い時でも

ピンヒールのパンプスにはご縁なかったけれど💦

 

母の葬儀や法要の時に履く黒靴は

今、唯一履けるパンプスっぽい黒靴だ。

(前にベルトが付いているタイプ)

以前、ラクエに入っていたシューフィッターのいらっしゃる靴屋さんで買ったもの。

そこでも私に合う靴はなかなかなかった。

そのお店も今は無くなってしまった。

実は靴難民なのだ。

ほんと、なかなか合う靴が無くて困る。

 

何故か6時の予約投稿うまく行かなかったので、

8時でもう一度予約投稿してみます。

 

 

 

喪中の葉書

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月曜日、家に帰ると、

一通の喪中の葉書が届いていた。

昔、オットが京都での仕事が決まり、

合同宿舎に住んでいた頃、

うちの部屋の向かいに住んでいた若夫婦のご主人からの葉書だった。

今は関東のほうに住んでおられる。

奥さんはとても育ちの良い方で、

白いレースの日傘をさして、

ごきげんよう」とにこやかに

ご挨拶してくれる方だった。

うちの子が生まれた時にいただいた

クマのぬいぐるみは今も大事にとってある。

新婚さんで、若くて初々しいご夫婦だったのを覚えている。

彼らが関東に引っ越ししてからは

年賀状のやり取りをするだけだったけれど。

 

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喪中の葉書によると、

病気療養の末、亡くなったとのこと。

まだ四十九歳だった。

彼女の優しい笑顔を思い出す。

病気の詳細は書かれてないけれど、

もしかすると、癌だったのかもしれない。

最後は穏やかだったならいいなぁと思う。

この頃、死に際のことをつい考えてしまう。

 

彼女のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ドキタキセル4クール目

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抗がん剤ドキタキセル4クール目投与。

これが手術前最後の点滴。

これで癌が消滅してくれてると、

術後の抗がん剤が無くなるはずなので、

なんとか消えてほしい。

でも10%減らしているので、

どこまで効くかはわからない。

 

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点滴の後、仕事に行く。

今日はまだ熱が出てないので、

比較的動けるのだった。

帰り道、どんぐりを見つけた。


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夜は魚が食べたくて、

ムスメと某自然食品を多く扱うお店で待ち合わせる。

のどぐろの開き(甘塩)があったので、

それを買う。

お店を出るとすっかり暗くなっていた。

日暮れが早くなったと実感する。

帰りはなんとなく歩けそうなので、

お店から家まで歩いて帰った。

 

久しぶりののどぐろ、とても美味しかった。

また売っていたら買ってこよう。