日日是好日 Diary

乳がん治療と日々の生活

喪中の葉書

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月曜日、家に帰ると、

一通の喪中の葉書が届いていた。

昔、オットが京都での仕事が決まり、

合同宿舎に住んでいた頃、

うちの部屋の向かいに住んでいた若夫婦のご主人からの葉書だった。

今は関東のほうに住んでおられる。

奥さんはとても育ちの良い方で、

白いレースの日傘をさして、

ごきげんよう」とにこやかに

ご挨拶してくれる方だった。

うちの子が生まれた時にいただいた

クマのぬいぐるみは今も大事にとってある。

新婚さんで、若くて初々しいご夫婦だったのを覚えている。

彼らが関東に引っ越ししてからは

年賀状のやり取りをするだけだったけれど。

 

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喪中の葉書によると、

病気療養の末、亡くなったとのこと。

まだ四十九歳だった。

彼女の優しい笑顔を思い出す。

病気の詳細は書かれてないけれど、

もしかすると、癌だったのかもしれない。

最後は穏やかだったならいいなぁと思う。

この頃、死に際のことをつい考えてしまう。

 

彼女のご冥福を心よりお祈り申し上げます。